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奈良県山添村の山中に小型機が墜落して2人が死亡した事故で、国の運輸安全委員会が、小型機は飛行中に何らかの原因で片側の主翼が脱落し、燃料に引火した可能性が高いと見ていることがわかりました。運輸安全委員会は整備を委託されていた会社から聞き取りを行うなど調査を進めています。

14日奈良県山添村の山中に小型機が墜落して2人が死亡し、警察は大阪・中央区の会社役員田中良一さん(68)と妻の佐智子さん(55)夫婦と見て確認を進めています。

この事故で、15日、国の運輸安全委員会の航空事故調査官が墜落の現場を確認し、機体の主翼や尾翼などが大きく壊れず、離れた場所で見つかったことなどから小型機が空中分解したという見解を示しました。

警察によりますと、その状況について調査官は、何らかの原因で片側の主翼が脱落し、燃料に引火した可能性が高いと見られると説明したということです。運輸安全委員会は機体の整備を委託されていた大阪・八尾市の会社「エアロラボインターナショナル」の関係者から、整備の状況について聞き取りを行うなど事故原因の調査を進めています。

会社は、NHKのこれまでの取材に対し、先月、点検を行った際や、14日の離陸の前に燃料を補給した際にも機体に異常は確認されなかったとしています。

8月16日 13時58分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170816/K10011101531_1708161351_1708161358_01_02.jpg