清掃工場で収集車がピットに転落
08月16日 12時03分
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053070851.html

15日鹿児島市の北部清掃工場で、ごみ収集車が燃えるごみをためるピットに転落し、運転していた男性が背中などにけがをしました。
現場ではけさから収集車の引き上げ作業が行われています。

15日正午前、鹿児島市犬迫町の北部清掃工場で、ごみ収集車が工場内にある燃えるごみを一時的にためるピットに転落しました。
このピットは深さが14メートルありますが、15日は燃えるごみの収集日で、実際にはおよそ6メートル下に転落したということで、運転していた58歳の男性が背中を打つなどのけがをしました。
ピットでは、16日朝からごみ収集車をクレーンで引き上げる作業が行われていて、北部清掃工場は17日以降、通常の操業を再開したいとしています。
また、この事故の影響で15日は燃えるごみの搬入を中断していましたが、安全が確認できたことから16日朝から作業を再開し、燃えるごみを積んだ収集車およそ60台が、次々とピットに搬入しました。
一方、燃えるごみの持ち込みはピットの外で回収する対応をとっているため、影響はないということです。
北部清掃工場によりますと、ピットに落ちた収集車は、定められた積載量を900キロ超過していたということで、佛淵孝幸工場長は「ごみの積載量が多かったことに加え、車を搬入口に移動する際の安全確認が不十分で転落したのではないか」と話しています。
鹿児島市によりますと、同様の事故は平成20年にも南部清掃工場で起きているということで、市は今後も過積載にならないよう注意を呼びかけることにしています。