産経ニュース、2017.8.26 20:30更新
http://www.sankei.com/life/news/170826/lif1708260030-n1.html

 全国の花火師が技を競い合う第91回全国花火競技大会(通称・大曲の花火)が26日、秋田県大仙市で開かれ、約1万8千発の花火が夜空を彩った。25日の豪雨で市内を流れる雄物川が氾濫し、会場の桟敷席が冠水するなど大きな被害が出たが、市の職員らが復旧作業をして、開催に間に合わせた。

 午後7時前に打ち上げが始まり、次々と夜空に広がる赤や青など色とりどりの花火に、観客からは歓声や拍手が湧き起こった。

 鹿児島県鹿屋市から夫婦で訪れた自営業、田尻康男さん(66)は、「雨の被害が続いてどうなるかと思ったが、無事開催されて安心した。すごい迫力で、遠くから来て良かった」と笑顔で話した。

 大会には12都県から27業者が参加。花火の色や形を評価し、最も優秀な業者には内閣総理大臣賞が贈られる。