http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170828/k10011115161000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_002

アメリカ南部テキサス州で、ハリケーンから変わった熱帯低気圧による大雨で中心都市ヒューストンなどで浸水の被害が相次いでいます。トランプ大統領はツイッターで順調な救助活動が行われていると自賛したうえでみずから現地入りする意向を明らかにしました。

アメリカのテキサス州に25日、上陸したハリケーン「ハービー」は、勢力が弱まって熱帯低気圧に変わりましたが、その後も雨が降り続いています。

この影響で、沿岸部の町では暴風で住宅などが壊れる被害が出たほか、中心都市のヒューストンなどでは浸水の被害が相次ぎ、救助を求める電話が2000本以上に上っているということで、消防や沿岸警備隊などが出て救助にあたっています。現地のメディアは、ヒューストンなどで少なくとも2人が死亡したと伝えています。

気象当局は、このあとも1週間近く雨が続き、被害が拡大するおそれがあるとして警戒を呼びかけています。

トランプ大統領はツイッターに「政府機関の間ですばらしい調整がなされ、数千人が救助された」と投稿して順調な救助活動が行われていると自賛したうえで、「問題がなければすぐにテキサスに行きたい」とみずから現地入りする意向を明らかにしました。

ハリケーンへの対応をめぐっては、2005年の「カトリーナ」の際に当時のブッシュ大統領が遅れを批判されて支持率が急落したこともあり、トランプ大統領は機敏に対応しているとアピールしたい考えと見られます。

8月28日 5時34分