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日中国交正常化からことしで45年になるのに合わせ、北京で29日、日本と中国の大学生1000人余りが交流する催しが開かれ、双方の学生が若い世代の交流を通じ日中の友好関係を深めていくことを確認しました。

この催しは、ことしが日中国交正常化から45年になるのに合わせ、日中の若者の相互理解と友好関係を深めようと、中国政府が日本の大学生などおよそ500人を招いて開きました。

29日、北京大学には日中の大学生1000人余りが集まり、日本の学生が少林寺拳法の演武を行ったり、中国の学生が中国舞踊を披露したりして和やかな雰囲気のもと交流を深めました。そして、双方の学生の代表が「私たちは日中の交流推進に尽力し、両国の国民の心が通い合い子々孫々にわたる友好を促進します」と宣言し、友好関係を深めていくことを確認しました。

このあと、中国の劉延東副首相もあいさつし、自分の娘が日本の大学に留学したことを紹介したうえで、「中日友好の基盤は民間にある。両国の若者が胸襟を開いて学び合い、平和や友好の新たなページを刻むよう望みます」と話し、若い世代の交流が深まり、日中関係が改善することに期待を示しました。

日中関係は5年前の沖縄県の尖閣諸島の国有化をめぐり関係が冷え込みましたが、両政府はことしの国交正常化45年に合わせて民間交流を促進し関係改善に向けた環境づくりを進めています。

8月29日 20時55分