イノシシを生ハムに

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8003359211.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

作物を荒らすやっかいものとして上島町で捕獲された野生のイノシシを活用しようと
イノシシの肉を生ハムに加工した商品が開発され、今治市内で試食会が開かれました。

瀬戸内海に浮かぶ上島町はレモンなどかんきつ類の生産が盛んですが、
野生のイノシシに作物が荒らされる被害が相次ぎ、深刻な問題となっています。
その対策の一環として町では捕獲した野生のイノシシを活用する取り組みを進めていて、
このほど、県や調理師でつくる団体と協力して、イノシシの肉を生ハムに加工した商品が開発されました。

今治市内で30日に開かれた試食会には、ホテルやレストランなどの料理人らおよそ150人が招かれ
生ハムのほか、ゼラチン質で肉を固めて冷製にした料理などを試食していました。

生ハムは、世界料理オリンピックで去年、銅メダルを獲得した今治市出身のシェフ、
神原佳考さんが監修し、赤身が食べやすく濃厚な味に仕上げられているのが特徴です。
試食した男性は
「イノシシの生ハムは初めて食べたが、甘みがあっていいですね」
と話していました。

また、生ハムを監修した神原さんは
「まだ第一段階で、これからもっとおいしいものを追求したい」
と話していました。

開発された生ハムは30日から法人向けに販売を始め、ことし11月中旬ごろからは
インターネットで一般にも販売されるということです。

08/30 19:47