20歳から10キロ以上太ると健康に黄色信号――。大企業の会社員らが入る健康保険組合の連合会(健保連)が、メタボ健診(特定健診)のデータを分析したところこんな傾向が浮かび上がった。10キロ以上太った人の9割超が、生活習慣病のリスクが高い状態にあったという。

 健保連は、健保組合に入る40〜74歳の約340万人の2015年度の特定健診データを分析。問診で「20歳の時の体重から10キロ以上増加している」と答えた人は、約109万人いた。

 このうち血圧や血糖、脂質、肝機能のすべての検査値が基準範囲内で「リスクなし」だったのはわずか8・4%。逆に増えた体重が10キロ未満の場合は、「リスクなし」が26・5%いて、約3倍の開きがあった。(水戸部六美)

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