http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170904/k10011125521000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001

原子力規制庁は北朝鮮が3日、核実験を行ったことを受け、全国300か所余りで放射線量を監視するほか、大気中で採集された「ちり」に核実験に伴って発生する放射性物質が含まれていないか分析し、結果を公表することにしています。

原子力規制庁は全国300か所余りの観測施設で放射線量の監視を行っていて、3日午後9時現在、各地の放射線量の値に異常は無いということです。

規制庁は放射線量の監視を続けるほか、日本周辺の上空で3日、自衛隊機が採集したちりの分析を専門の研究機関で行い、4日に結果を公表することにしています。

また、放射性物質の拡散を予測するシステム「SPEEDI」を使い、仮に北朝鮮から一定の放射性物質が放出された場合の5日夕方までの広がりを予測し、自衛隊機でちりの採集を行う防衛省に提供するとともに、公表することにしています。

3日の公表では4日夕方の時点で、日本海上空まで放射性物質が広がると予測されましたが、規制庁は「一般的に地下の核実験の場合、大気中に放射性物質が放出されることは想定されず、実際に観測されているわけではないことに注意してほしい」としています。

9月4日 5時07分