>>979
速度の定義は、「移動距離÷かかった時間=速度」

したがって、
30万kmを1秒で移動するようにみえる光Aの速度=毎秒30万km
60万kmを1秒で移動するようにみえる光Bの速度=毎秒60万km
となるはず。秒速60万kmの光というのは秒速30万kmの光同士が
すれちがったときに相手がどう見えるかを考えればいい。
すれ違う電車が速く見えるのと同じこと。

しかし実験による事実からは光Bの速度も毎秒30kmに見えることが確認された。
これが光速度不変の原理。この現象を説明しようとすると
光の速さで進むときには「60万kmの距離が30万kmに縮む」あるいは
「時間の進みかたが1秒から2秒に伸びる(時間が遅れる)」とか考えるしかなくなる。

実際には光の速度に近づくと「距離の縮み」と「時間の遅れ」が両方影響して
光速度が一定になるという関係になってるので数式は少し複雑になるけど
とにかく「移動距離÷かかった時間=速度」という関係のなかで速度を不変にとれば
距離や時間の尺度のほうが伸び縮みすることになる。