https://www.cnn.co.jp/m/usa/35107382.html

ニューヨーク(CNNMoney) 米ニューヨーク市警は17日までに、ニューヨークのウォール街を象徴する雄牛の銅像「チャージング・ブル」に対する器物損壊の疑いで、女性活動家を逮捕したと明らかにした。

ニューヨーク市警の発表によると、逮捕されたのはコートニー・ファロン容疑者(33)。トランプ米政権が温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱を決めたことに対し、壁などに青い線を描いて抗議しようと呼び掛ける運動「ドロー・ザ・ブルー・ライン」を率いている。

本人が運動の公式ツイッター・アカウントを通し、雄牛に「コーン油と青いチョークの粉」をかけたと宣言。その写真を撮って、「気候変動否定論に雄牛のように立ち向かおう」と投稿したことを公表した。


また雄牛の前に今年設置された「恐れを知らない少女」の像にも、たすきのような布を掛けたという。

コーン油とチョークなら像に害はなく、器物損壊行為とは見なされないはずと考えたが、「浅はかだった」と認めている。

トランプ大統領はパリ協定が米国にとって不利だと主張し、今年6月に離脱を宣言した。これに対してウォール街をはじめ、全米の都市や州、産業界が強い反発を示している。

2017.09.17 Sun posted at 14:20 JST

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