20日午後4時30分頃、大阪市東淀川区豊里で、「河川敷にシカがいる」と通行人から110番があった。

 駆けつけた東淀川署員が淀川河川敷でシカ1頭を見つけ、市保健所の職員らと約10人で追いかけたが、シカは約3・5キロ下流で茂みに逃げ込み、行方がわからなくなった。けが人などは出ていないという。

 同署によると、シカは体長約1・3メートルで角があり、雄の成獣とみられる。この日午前5時頃にも通報があり、同市淀川区西中島の河川敷で同じ個体とみられるシカが確認されていた。

 散歩中にシカを目撃した同市東淀川区豊里の会社員(51)は「こんなところでシカを見たのは初めて。先日の台風の影響で淀川も増水していたので、流されてきたのだろうか」と首をかしげていた。
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