http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170929/k10011160971000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_020

ことし1月、島根県益田市で、登校中の児童の見守り活動をしていた73歳の男性が飲酒運転の軽トラックにはねられて死亡した事故を受け、島根県警察本部は現場の交差点に新たに信号機を設置することを決めました。

信号機が設けられるのは島根県益田市の国道と市道が交わる交差点で、ことし1月、横断歩道を渡っていた登校中の児童などの列に飲酒運転の軽トラックが突っ込み、およそ15年間、毎日、児童を見守る活動を続けてきた三原董充さん(73)がはねられて死亡しました。

この交差点は、車の通行量が多い一方、通学の児童なども通ることから以前から信号機の設置を求める声があり、事故で死亡した三原さんも要望する活動に携わっていました。事故のあと改めて周辺住民から要望書が提出され、警察も事故を重く見て検討を進めた結果、新たに信号機を設置することになり、今月21日の島根県の公安委員会で正式に決まりました。信号機は年明けをめどに設置される予定です。

信号機の設置を要望していた田原輝美さん(68)は「念願がかなってほっとしています。今後も、三原さんの遺志を継ぎ地域ぐるみで子どもたちを守っていきたい」と話しています。

9月29日 4時00分