てか電子カルテ使ったことない奴が文句言ってるけど、
電子カルテ業界って入札式で、競争が乏しいから医者にとってホントに嘘みたいにめちゃくちゃ使いにくいからな。
それで待ち時間増えたり医療ミス増えたりしてしわ寄せが患者にきてるのわかってんのかな。

患者が外来で待って3分診療だって文句言うけど、時間の外来日決めて、それまでの定期処方の日数を調べて(この自動化すらない)、
検査と採血と点滴を次の外来日に入力するのに五分はかかるんだよ。(いまは外来に医療事務をおいてる病院も出てきたけど)

入院でも、入院中の内服薬は普通一週間以上は出せないんだけど、単に同じ薬を継続するだけでも、
薬がいつ切れるのかを、看護師が手で数えて医者に報告し、切れるタイミング(何月何日夕食後から、)と出さないと内服がダブったり処方が切れたりする電子カルテもよくある。
点滴はもっと酷くて、10個くらいの点滴を毎日することは重症だと多いけれど、それをdo.するのにひとつひとつツリーを開いて目で見てなにが抜けているか確認する必要がある(一覧表示ができない)

検索機能も乏しいか低機能だから、カルテ記載をいちいちぜんぶ過去からクリックで開けて見ないとどこに何が書いてあるのかわからない。
検査項目もどこにあるのかもぜんぶ開けて探す必要がある。
温度版を開くのに数分かかってよく固まり、再起動に30分かかってその間診療できない大病院もあった。

検査結果が出たら通知する、とか画面メモ、とかリマインド機能、とかそういうの基本ないからな


医大付属病院では、事務>看護師>医師の順に力が強い。この問題のそもそもは、
事務や企業から、現場で働いている医師に、どんなカルテにしたらよいかみたいな事前のアンケートや希望調査が基本的には行われず、もちろん開発者中の相談も現場の医師にはないこと。
病院の診療費計算やレセプト管理はやりやすいんだろうけど。(もしかすると診療費計算のしやすさと医師の使い勝手の実装のしやすさは相反するのかもしれない)

さらに、電子カルテ間で統一がまったくないから、異なる医療期間でのデータ共有は、すべて紙媒体のスキャンと手入力。

電子カルテの使い勝手がよくなれば、仕事は半分以上減るよ。ミスも間違いなく減る。
特に研修医なんかは仕事の七割なくなるんじゃないか。それはいいことだと思うけど。