青森市役所の男性職員が、放置された自転車を拾い、修理して3年間使用し続けていたとして、今年8月に市の内部指導を受けていたことが2日、市への取材で分かった。

市によると、今年5月6日夜、同市内の路上で、無灯火で自転車を運転中、警察官に職務質問を受けたことから、自分の自転車ではないことが発覚した。男性職員は、3年前に同市東部の青い森鉄道の駅前に自転車が何台も放置されているのを見つけ、「修理すれば使える」と思い、鍵がかかっていない自転車を持ち帰ったという。処分は今年8月10日付。刑事処分を受けていないことから、市は懲戒処分とせず、公表していなかった。

 市人事課は「職員の服務規律は日頃から指導しているが、今後も注意喚起していきたい」としている。

http://yomiuri.co.jp/national/20171003-OYT1T50010.html