0001記憶たどり。 ★
2017/10/03(火) 10:47:11.35ID:CAP_USER9“次世代の乗りモノは電気で動くようになる”と言われるようになって久しいですが、
排気ガスも騒音も発生しない、ランニングコストがガソリンエンジンよりも圧倒的に安い
といったメリットがあるにも関わらず、電動の乗りモノは思ったよりも普及していません。
そんな状況を変革する可能性を感じる乗りモノが日本に上陸しました。それが台湾の
Gogoro社の電動スクーター。ステーションでバッテリーをユーザー自身が交換するという
ソリューションは乗りモノの未来を変えるのでしょうか?
電気自動車や電動バイクなど、電気で動く乗りモノの普及が進まない理由の1つは、
充電にかかる手間の問題でしょう。充電ステーションの数はどんどん増えていますが、
それでもガソリンスタンドに比べるとまだまだ少ない状況。しかも、ガソリンの給油は数分で
終るのに対して、バッテリーの充電は急速充電でも20〜30分はかかってしまいます。
それに対して、Gogoroのスクーターは「GoStation」と呼ばれるバッテリー交換用のステーションで、
バッテリーを充電済みのものと挿し替えるだけ。所用時間は1本あたり6秒とされています。
実際にはもう少し時間がかかりますが、それでもガソリンを給油するより速いですね。
Gogoroの母国である台湾は、人口2200万人に対してスクーターの保有台数が1600万台という2輪大国。
電動スクーターの割合は、まだ5%程度ですが、その92%のシェアをGogoro社が占めています。
その理由は、GoStationが台湾全土に412箇所も設置されているから。コンビニなどにも広く
設置されているようで、電池がなくなったら素早く交換できるインフラが整っているのです。
Gogoroの販売しているスクーターは2車種。アルミボディのハイエンドモデル「Gogoro1」と、
2人乗り可能なステンレスフレームの「Gogoro2」です。どちらも交換式のバッテリーを2本搭載している
点は共通です。走行可能な距離は約110kmと、このクラスのスクーターとしては十分なもの。
しかも、バッテリーを交換すればフル充電になるので、長距離移動もできてしまいます。
なかなか魅力的なGogoroのスクーターですが、日本でも乗れるようになるのでしょうか?
答えはYesですが、すぐに街中で乗れるようになるかというと、まだ時間がかかりそう。
Gogoro社は住友商事と戦略的パートナーシップ契約を締結し、日本国内でもサービスを開始するとして
発表会を行っていますが、場所は沖縄県の石垣島。内容は電動スクーターのシェアリングサービスです。
今年度中にはスタートする予定とのことですから、石垣島に行けば体験することはできそうです。