新薬開発に道 世界初の研究成果

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/3004419681.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

医薬品のベースとなる化合物を、独自に開発した技術で簡単に高い純度で作り出すことに、
豊橋技術科学大学の研究グループが世界で初めて成功しました。
新たな医薬品の効率的な開発につながることが期待されています。

医薬品などはベースとなる物質の一部を置き換えて作られますが、これまでは、
この物質を作るためには、いくつもの工程を経る必要がありました。
豊橋技術科学大学柴富一孝准教授らのグループは特定の化学反応を促す独自に開発した方法で、
自然界に広く存在するカルボン酸から、キラルハロケトンという物質を、
100%に近い純度で作り出すことに世界で初めて成功しました。

キラルハロケトンは医薬品のベースとなる代表的な物質の1つで、
今後、新たな医薬品の効率的な開発につながることが期待されています。

日本化学会会長で中部大学の山本尚教授は
「本当にほしい化合物を作ることが可能になり、世界から注目される研究成果だと思う」
としています。

この研究成果はアメリカの科学雑誌、ネーチャーコミュニケーションズに掲載されています。

10/03 19:07