九州豪雨で土砂崩れの被害に遭った大分県日田市の田んぼで直径20センチのスイカ=写真=が実り、「生命の強さを感じる」と被災住民の希望になっている。

 耕作者の重石知信さん(72)によると、田んぼ沿いの川が氾濫し、大量の土砂や流木が流れ込んだ。これにスイカの苗か種が紛れこみ、成長したらしい。9月下旬、土手の草刈り中に見つけた。

 「周囲は一面稲穂。こんな経験は初めて」と驚く重石さん。被災した田んぼを見ると胸が痛み足が遠のきがちだが、スイカが心配でつい様子を見に行ってしまうという。「ど根性スイカに負けず、これからもおいしい米を作っていきます」

10/4(水) 9:55配信 西日本新聞
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