病院ベッドから転落し後遺症…70代男性が提訴
2017年10月04日 07時26分

長野中央病院(長野市)で70歳代男性が入院中にベッドから転落し、
後遺症が残るけがをしたのは病院側が安全配慮義務を怠ったのが原因として、
男性と成年後見人である息子が同病院を経営する長野医療生活協同組合(同)を相手取り、
約1828万円の損害賠償を求めて長野地裁に提訴したことがわかった。

第1回口頭弁論は11日に開かれる予定。

訴状によると、男性は2016年3月28日にベッドから転落し、
右の太ももを骨折するけがをして手術やリハビリを受けたが、自立歩行が困難になった。
事故の際、転落防止用の体幹ベルトが適切に固定されておらず、
「病院側はベルトが適切に固定されているか否かを確認し、安全を確保する注意義務を怠った」
などと主張している。

同組合は取材に「転落事故と後遺症に因果関係はないと考えている。
具体的な主張は裁判で明らかにしたい」としている。

YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171003-OYT1T50153.html