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軍事力を強化しているインド軍は自主開発した国産の戦闘機など有事の際に配備される戦闘機を公開し、国境付近で中国軍と緊迫する事態が起きる中、空軍力をアピールしました。
インド空軍は8日、首都ニューデリー近郊の基地で有事の際に配備される戦闘機を公開しました。

この中で、インドが自主開発した初の国産の戦闘機「テジャス」やロシア製の戦闘機「スホイ」、アメリカ製の輸送機「C17」などがデモンストレーション飛行をし、強化を進めてきた空軍力を披露しました。

演説した空軍トップのダノア参謀長は「いかなる脅威と挑発にも、すぐにすべての戦力を投入し、対抗する準備はできている」などと述べ、国境付近でたびたび緊張を高める中国軍を念頭にインドの空軍力をアピールしました。

インドと中国は国境付近でことし6月から2か月以上にわたって両軍がにらみ合いを続けたほか、中国軍の部隊やヘリコプターがインド側に越境するなど、たびたび緊迫する事態となっています。
インド軍は中国に後れを取っていると言われる空軍力の強化が進んでいることをアピールすることで、中国をけん制する狙いがあると見られます。

10月8日 20時12分

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