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15日、福井市を流れる九頭竜川に小型機が不時着したことを受け、国の運輸安全委員会は、大事故につながりかねない重大インシデントに当たるとして、航空事故調査官2人を16日に現地に派遣し、原因を詳しく調べることにしています。

15日午後3時40分ごろ、福井市小尉町を流れる九頭竜川に60代から70代の男性4人が乗った小型機が不時着しました。
小型機は、その後、川に沈みましたが、乗っていた4人は自力で機体の外に脱出し、いずれもけがはありませんでした。

この機体はアメリカのビーチクラフト社が製造した単発のプロペラ機で、15日午後、山形県の庄内空港を出発し、新潟空港を経由して福井空港に向かう途中だったということです。

小型機を操縦していた66歳の男性によりますと、当時、福井空港に着陸する態勢に入ったところ、突然、エンジンの出力が上がらなくなったということです。
出発前の点検では機体に異常はなく、不時着したときも異音や煙などは確認されなかったということです。

国の運輸安全委員会は、大事故につながりかねない重大インシデントに当たるとして、16日、航空事故調査官2人を現地に派遣し、原因を詳しく調べることにしています。
また、警察も、エンジントラブルが原因だったと見て引き続き当時の状況を調べています。

10月16日 5時27分