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スペインの裁判所は、カタルーニャ州の独立運動を主導してきた2つの団体の幹部が、差し止め命令を無視して行われた住民投票に関する警察の捜査を妨害したなどとして身柄の拘束を命じ、独立支持派が激しく反発することも予想されます。

スペイン北東部のカタルーニャ州で行われた独立の賛否を問う住民投票は、憲法裁判所の差し止め命令を無視して行われたことからスペインの司法当局が捜査を進めていて、16日には、独立運動を主導してきた2つの団体の幹部ら4人に対する事情聴取が行われました。

その結果、司法当局の要請を受けた裁判所は、先月中旬、警察が州政府の建物を捜索した際、この2つの団体が多くの支持者を動員して建物を囲み、捜査を妨害したなどとして、団体のそれぞれのトップ、2人の身柄の拘束を命じました。

これに対し、カタルーニャ州のプチデモン州首相は「スペインは平和的なデモを行ったという理由で市民社会のリーダーを投獄する」とコメントし、裁判所の対応を批判しました。

カタルーニャ州をめぐっては、独立に向けて交渉を求める州政府に対しスペイン政府が今月19日までに独立宣言を撤回するよう迫っていますが今回の拘束をきっかけに独立支持派が激しく反発することも予想されます。

10月17日 9時28分