東京・世田谷区で、飲酒運転で車を暴走させてタクシーなどに衝突し、5人を死傷させた罪などに問われている男に対し、東京地裁は懲役17年の判決を言い渡しました。

 去年3月、世田谷区の国道246号線で、飲酒運転で赤信号を無視して時速およそ160キロで交差点に進入し、タクシー運転手の男性を死亡させるなどしたとして、緒環健蔵被告(21)が危険運転致死傷などの罪に問われています。これまでの裁判で、緒環被告は「信号機に気づかなかった」と述べて、弁護側は危険運転致死傷罪は成立しないと主張していました。

 17日の判決で、東京地裁は「急停止がおよそ不可能な高速度で交差点に進入していて、信号に従う意思がなかったことは明らかだ。運転の態様は危険極まりない」として、緒環被告に懲役17年を言い渡しました。


2017.10/17(火)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3186799.html