http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171018/k10011181071000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_009

17日のニューヨーク株式市場は、アメリカの主要な企業の決算内容がよかったことから買い注文が出て、ダウ平均株価は、取り引き時間中に初めて2万3000ドルを突破し、最高値を更新しました。

17日のニューヨーク株式市場は、この日に決算を発表した医療保険大手などアメリカの主要な企業の業績が市場の予想よりよかったことから、ダウ平均株価が値上がりし、取り引き時間中に初めて2万3000ドルを突破しました。

終値は、前日より40ドル48セント高い2万2997ドル44セントで、前日に続いて最高値を更新しました。

ダウ平均株価のことしに入ってからの上昇幅は3000ドル以上、率にして16%余りで、11%余り上昇した日経平均株価の勢いを大きく上回っています。

市場関係者は、「企業業績に加えて最近発表された個人消費や製造業などの指標もアメリカ経済の好調さを裏付ける内容で、投資家は景気の先行きに楽観的な見方をしている。アメリカのFRB=連邦準備制度理事会は、金融の引き締めを進めているが全体的には低金利が続いているため、高い利益が期待できる投資先として株式市場に資金が集まりやすくなっている」と話しています。

トランプ大統領 「最高値更新喜ばしい」

アメリカのトランプ大統領は、17日、ワシントンを訪れているギリシャのチプラス首相との共同記者会見の冒頭、「ダウ平均株価が最高値を更新し、初めて2万3000ドルを突破した。とても喜ばしいことだ」と述べ、アメリカ経済が拡大していることをアピールしました。

10月18日 5時42分