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10月19日 4時08分

コンピューターの仕組みを学ぶプログラミングの教育が、2020年度から小学校で必修化されるのを前に、大手IT企業の「ディー・エヌ・エー」は低学年向けの教材を開発し、東京・渋谷区のすべての区立小学校で、いち早く授業が行われることになりました。

プログラミングの教育は今後、AI=人工知能をコントロールする力などが重要になるとして、小学校では2020年度から、中学校では2021度から必修化されます。

これを前に大手IT企業のディー・エヌ・エーは、主に小学校低学年向けの教材を開発しました。この教材は自分で作ったキャラクターにさまざまな動作をさせて、ゲーム形式でプログラミングの仕組みを学ぶようになっています。

そして、東京・渋谷区がこの教材を導入して、今年度中にすべての区立小学校で、いち早くプログラミングの授業を始めることになりました。

ディー・エヌ・エーは今後、この教材をスマートフォンやタブレット端末で誰でも使えるように無料でアプリを公開する計画です。教材を開発したディー・エヌ・エーの末廣章介さんは「AIの時代を迎える将来、技術を理解しないまま使うだけではなく、主体的に利用できる人材に育ってほしい」と話しています。