https://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20171024/201710240817_30799.shtml
 岐阜県多治見市平和町の市土岐川観察館が、同市の土岐川で、サギを捕食するオオタカの撮影に成功した。
同館関係者は「オオタカは人の気配で逃げるため、捕食シーンはあまり見られない」と話す。

 同館によると、安藤敏彦館長(65)が21日午前9時前、通勤中に水面に白い鳥が浮かんでいるのを発見。
下流へと徒歩で追ったところ、右岸側でオオタカがついばんでいたため、連絡を受けた同館職員が対岸からカメラに収めた。

 オオタカを調査している同館非常勤職員の富田増男さん(70)によると、オオタカはキジバトやサギ、リスなどを補食するが、
視力が良く人の気配で逃げるため、撮影するのは難しいという。
サギは足の色が見えず特定できないが、「くちばしの色からチュウダイサギではないか」としている。

 オオタカは午後1時30分ごろに飛び立ったといい、富田さんは
「サギの腹をほとんど食べており、オオタカはよほど空腹だったのではないか。捕食された動物の骨で調査を行っているが、
これほど大きな鳥を食べたのが確認されたのは初めて」と驚いている。

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