https://www.cnn.co.jp/m/business/35109251.html

ニューヨーク(CNNMoney) 米デルタ航空が2018年に向けて客室乗務員1000人あまりを募集している。これまでに12万5000人以上から応募が寄せられているという。

昨年は客室乗務員1200人の募集に対して15万人の応募があり、採用率は1%に満たなかった。

デルタ広報は求める人材について、「顧客サービスのプロであるだけでなく、安全対策のエキスパートであることも求められる」と説明する。

選考過程では、求職者が書類審査を通過すると、質問に答える様子を撮影したビデオの提出を求められ、合格者は面接へと進む。昨年は求職者15万人のうち3万5000人がビデオ選考へ進み、面接を受けることができたのは6000人だった。

採用されるとアトランタで8週間の研修を受け、飛行中の火災や急病人の発生といった非常事態への対応を学ぶ。デルタではこの研修について、研修生各自が限界に達する過酷な内容と形容している。

同社によると、採用されたばかりの客室乗務員の平均年収はおよそ2万5000ドル(約280万円)。スケジュールに応じて手当てがつく。健康保険などの福利厚生のほか、自分や家族が利用できる優待制度もある。

フライトスケジュールは自分ではほとんどコントロールできないことから、採用当初はワーク・ライフ・バランスを保つのが難しいかもしれない。

選考対象となるには21歳以上で高卒以上の学歴があり、米国で就労できることが条件。制服で隠れない部分のタトゥーやボディーピアスなどは許容されない。

2017.10.24 Tue posted at 11:35 JST