http://www.asahi.com/articles/ASKBT61NSKBTUEHF02V.html
 ホンダは25日、東京モーターショーの報道公開で、参考出展車として「モンキー125」を披露した。惜しまれながら今年8月で生産が終了した原付きバイク「モンキー」の後継車の位置づけで、来場者の反応をみながら生産を検討するという。

 「モンキーはホンダの遊び心。生産中止のままでよいはずはない」(広報)と狙いを話す。排ガス規制の強化で50ccでの生産は終了した。そこで、同社の125ccの「グロム」をベースにし、車体は一回り大きくなりながらも、モンキーらしさを追求した。

 全長よりも高いと思わせる縦横のバランスや、シートが車体の一番上にあるように見える配置で、タンクも小さくした。一方で、ディスクブレーキや倒立サスペンションを採用し「排気量が大きくスピードも出るので、より走りを楽しめるようにした」と、デザイン室チームリーダーの立石康さん(49)は話す。

 また、生産台数が累計1億台に達し、来年で発売から60年となるスーパーカブも展示されている。1958年に発売された初代モデルや、自転車のようなペダルがついていてこぐことができるモデル、最新のコンセプトモデルなどが並ぶ。(神澤和敬)

モーターショーで展示する125cc
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171025004992_comm.jpg
1958年に発売された初代スーパーカブのC100
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171025004997_comm.jpg
1981年に発売したCT110。別名ハンターカブ。岩場でも走れるようマフラーが上についている
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171025005001_comm.jpg