http://yomiuri.co.jp/economy/20171022-OYT1T50016.html
 スーパー「いなげや」(本社・東京都立川市)は「とくし丸」(同・徳島市)と提携し、26日から東京都小平市と東大和市で移動スーパー事業を開始する。

 事業を展開する地域は単身高齢者が多いとされる上に小売店も少なく、買い物弱者対策としても期待されている。

 移動スーパーは改造した軽トラックで、冷蔵庫と冷凍庫を搭載。生鮮食品や加工食品、重量のある米やビールなど約300品目約1000点を積み込む。週に1、2回の頻度で巡回するという。

 対象となる地域は小平市の南西部や東大和市の北部などで、公共交通機関がなかったり、坂道が多かったりと、高齢者にとって買い物に不便な場所という。いなげやは買い物弱者対策に加え、定期的な巡回による防災防犯などの見守り支援にもつなげることを狙う。

 いなげやは店舗を核としているため、移動スーパーのノウハウがなく、全国で移動スーパーを展開している「とくし丸」と7月に事業提携をした。いなげやは、移動スーパーの車両を年明け以降にも増やし、他の地域でも展開していく方針。

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