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10月27日 21時49分

ASEAN=東南アジア諸国連合の創設50年を記念したシンポジウムがインドネシアで開かれ、基調講演した福田康夫元総理大臣は、日本とASEANは不可欠なパートナーだとしたうえで、経済統合などを通してASEANが地域の発展にこれまで以上に貢献することに期待を示しました。

27日ジャカルタで開かれたASEAN創設50年を記念するシンポジウムには、ジャカルタに駐在する各国の大使館やASEANの関係者などが出席しました。
シンポジウムには、1977年に日本とASEANは対等なパートナーなどとする日本のASEAN外交の原則、いわゆる「福田ドクトリン」を提唱した当時の福田赳夫総理大臣の長男の福田康夫元総理大臣が基調講演を行いました。

この中で、日本が経済支援などを通して東南アジアの各国の発展に貢献してきたことに触れ、「日本とASEANは、貿易や投資の面で不可欠なパートナーであり、真の友人になった」と述べました。
そのうえで、「ASEANの域内で自由な貿易や投資をさらに進め、質の高い連携を目指して一歩ずつ前進してほしい」と述べて、ASEANが域内の経済統合を推進し、地域の発展に貢献する役割を担うことに期待を示しました。