北朝鮮は28日、衆議院選挙の期間中に安倍政権が北朝鮮の核の脅威論や拉致問題を騒ぎ立てたとして批判したほか、「アメリカの手先となって軽率に振る舞えば日本列島が水葬されかねない」と威嚇しました。

これは、北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の報道官談話として28日、発表されたものです。談話では、安倍政権が先の衆議院選挙で「“北朝鮮の核脅威論”や“日本人拉致問題”の解決を大げさに騒ぎ立て、ヒステリックな対決騒動を起こした」としたうえで、「不正腐敗行為で危機に陥るたびに我が国に反対する騒動を起こし、世論をミスリードして権力を持ちこたえるのは日本の常とう手段だ」などと安倍政権を批判しました。

さらに、談話では来月初めにアメリカのトランプ大統領が訪日し、その際、安倍政権が「対北圧力」の強化を働きかける意向を示していることに触れ、「老いぼれトランプに調子を合わせつつアメリカの手先となって軽率に振る舞えば、日本列島が丸ごと海中に水葬されかねない」と警告しました。

配信10月29日
TBSニュース
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