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10月31日 7時53分

カスピ海沿岸のアゼルバイジャンとジョージア、それにトルコを結ぶ鉄道が開通し、アゼルバイジャンのアリエフ大統領が「新しいシルクロードの一部だ」と述べるなど、関係国は中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の新たなルートとして活用されることに期待を寄せています。

アゼルバイジャンの首都バクーで30日、アリエフ大統領やトルコのエルドアン大統領、ジョージアのクビリカシビリ首相らが出席して3つの国を結ぶ新しい鉄道の開通式が開かれました。

新しい鉄道はバクーからジョージアの首都トビリシ、それにトルコ北東部のカルスまでのおよそ830キロをつなぎ、当面は年間100万人と貨物650万トンの輸送を見込んでいます。式典では、アリエフ大統領が「アジアとヨーロッパ、アフリカをつなぐ新しいシルクロードの一部が稼働を始めた」と述べるなど、関係国は中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の新たなルートとして活用されることに期待を寄せています。

アゼルバイジャンとジョージア、それにトルコの3か国の間では石油と天然ガスのパイプラインが設けられていますが、物流は不十分だと指摘されてきただけに一帯一路の一部を担うことで地域経済の発展を図りたい考えです。