http://yomiuri.co.jp/economy/20171031-OYT1T50047.html
 JR東日本盛岡支社は10月30日、大船渡線のバス高速輸送システム(BRT)について、岩手県陸前高田市役所近くの「陸前高田駅」を廃止し、同駅を市中心部に新設すると発表した。

 市役所周辺では、災害公営住宅の近くに「栃ヶ沢公園駅」を新設する。新駅の利用開始は4月1日から。

 新しい陸前高田駅は、今年4月に開業した大型商業施設「アバッセたかた」の近くで、周辺のかさ上げ工事完了に伴って整備される。同施設前にある暫定の「まちなか陸前高田駅」は廃止される。市は、新たな陸前高田駅前にBRTのバスや路線バスなどが発着するロータリーを整備予定で、同駅を交通の結節点にして市街地のにぎわいづくりを進めたい考えだ。

 JRは東日本大震災で被災した大船渡線の鉄路復旧を諦めてBRTを運行しており、地域の要望に応じて新駅整備や延伸を検討している。

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