【海外発!Breaking News】双子を妊娠したと思った代理母 実は2度妊娠していた(米)

 米カリフォルニア州で、1人目を妊娠中に2人目を妊娠するという「過受胎」を経験した女性のニュースが飛び込んできた。
 女性は代理母で、当初は双子を妊娠したと思われていたのだが…。
 『New York Post』『ABC News』など複数のメディアが伝えている。

 カリフォルニア州ペリス在住のジェシカ・アレンさん(31歳)は男の子2人を出産して6か月後の2015年秋、子供に恵まれないカップルのために代理母になることに決めた。

 「母になることは素晴らしいこと。代理母になることで、それが叶わない女性の手助けをしたいと思ったのです。それに3万ドル(約340万円)の報酬が入れば働かずに息子たちのそばにいてあげることもできるし、新しい家の購入資金にも充てられると夢を膨らませていました。」

 こうして決意を固めたジェシカさんは、南カリフォルニアの「オメガ・ファミリー・グローバル(Omega Family Global、以下OFG)」に出向き、代理母としての登録を済ませた。
 そこで紹介されたのは、代理出産が合法化されていない中国の夫婦、リウさん(仮名)だった。

 様々な手続きを経た2016年4月、ジェシカさんにリウさん夫妻の受精卵が移植されたが、6週間後の超音波検査でジェシカさんは医師から意外な言葉を聞くことになる。

「双子ですね。非常に珍しいケースですが移植した胚が分裂したということでしょう。つまり一卵性双生児ということになります。」

 驚いたジェシカさんだったが妊娠は順調で、妊娠38週だった2016年12月12日、帝王切開によりマイク君とマックス君を出産した。
 OFGとの契約により面会時間は1時間と制限されており、一緒に過ごす時間を持てないまま男児2人はリウさん夫妻に引き渡された。
 しかし出産後、ジェシカさんはリウさん夫妻から携帯電話に送られてきた双子の写真を見て驚いた。

「マイクは明らかにアジア系。マックスは混血で肌の色が違いました。これは一卵性双生児ではないと思ったのです。」

 ジェシカさんの直感は、外見が著しく違う双子に疑問を持ったリウさん夫妻がDNA鑑定を依頼したことで現実のものとなった。
 今年1月、マックス君はジェシカさんと夫であるワーデル・ジャスパーさん(34歳)の実の子であることが判明したのだ。

 ジェシカさんは「言葉が出ませんでした。こんなことってありえるのかしらって…。コンドームを使用していたから、自分の子を妊娠していたなんて思いもしませんでした」と語っている。

 妊娠中にもかかわらず排卵が生じ、2人目を妊娠する今回のようなケースは「過受胎(superfetation)」と呼ばれ、11例ほどしか報告されていない
 ジェシカさんの場合、リウさん夫妻の子を妊娠した直後に実の子を妊娠したことになるという。

 しかし、ジェシカさんにとっての悪夢はここから始まった。

>>2以降に続く)

(TechinsightJapan編集部 A.C.)  2017年11月1日 21時22分
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