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11月5日 22時56分

アメリカのトランプ大統領は、今回のアジア歴訪の間にロシアのプーチン大統領との会談を調整していることを明らかにし、北朝鮮の核・ミサイル開発の問題で協力を促したい考えを示しました。

アメリカのトランプ大統領は、日本に向かう大統領専用機「エアフォース・ワン」の機中で一部の記者団に対し、今回のアジア歴訪の間にロシアのプーチン大統領との会談を調整していることを明らかにしました。

そのうえで、トランプ大統領は「われわれは北朝鮮の問題で、プーチン大統領に協力をしてもらいたい」とも述べ、北朝鮮の核・ミサイル開発の問題で協力を促したい考えを示しました。

ロシアは、このところ北朝鮮との関係を強める動きを見せていますが、アメリカとしては、国連安全保障理事会の制裁決議の着実な履行などを通じて、北朝鮮への経済的、外交的な圧力をさらに強めるべきだという考えで、会談が実現すれば、トランプ大統領はそうした立場をプーチン大統領に伝え、一層の行動を求めると見られます。

一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官も今月3日、記者団に対し、トランプ大統領も出席して、10日から2日間の日程でベトナムで行われる予定のAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に合わせて、会談の調整が進められていることを明らかにしています。

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