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11月7日 11時37分

政府は、新型インフルエンザの感染者が国内で相次いで確認されたことを想定した訓練を行い、安倍総理大臣が政府対策本部の会合で、緊急事態宣言を出して、関係閣僚に対し感染拡大の防止に全力をあげるよう指示しました。

この訓練は、新型インフルエンザが発生した場合の対応を定めた特別措置法に基づいて政府や全国の自治体などが毎年実施しているもので、7日は、感染者が国内の複数の県で確認されたという想定で行われました。

総理大臣官邸では7日朝、すべての閣僚をメンバーとする政府対策本部の会合が開かれ、安倍総理大臣が緊急事態宣言を出しました。

そして、安倍総理大臣は、関係閣僚に対して、感染拡大の防止に全力をあげるとともに、国民に対して不要不急の外出の自粛を呼びかけるよう指示しました。

政府は、昨シーズン、新型インフルエンザウイルスに変異することも否定できない鳥インフルエンザウイルスが、野鳥などから検出されたケースが200件余りと過去最多となったことから、こうした訓練などを通じて警戒と対策の強化を進める方針です。