http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171107/k10011214591000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001

11月7日 18時05分

神奈川県大磯町の中学校の給食に異物が混入して食べ残しが相次ぎ、給食が休止されている問題で、関係者が今後の対応を話しあう懇話会が開かれ、保護者からは学校で調理する「自校式」の実施を求める声が相次ぎました。

大磯町の2つの町立中学校では、去年1月に業者に調理を委託した給食から、髪の毛やハエなどの異物の混入が84件確認されて、生徒の食べ残しが相次ぎ、現在、給食は休止されています。

これを受け、7日は保護者や学校関係者、それに教育委員会の担当者らによる懇話会が開かれ、今後の給食の在り方について意見が交わされました。

学校関係者からは、各家庭が弁当を持たせる現在のままでも構わないという意見が出た一方、保護者の代表からは、朝は部活動もあり弁当を作るのは大変だという声が少なくないという指摘や、安心して食べられるおいしい給食を望む気持ちは共通しているとして、学校で調理する「自校式」の実現を求める意見が相次ぎました。

さらに、「意見を聞くだけで結局、財政的な観点から決めるようなことがないよう、保護者の意見をしっかり受け止めてほしい」といった声も出ていました。町は、7日の指摘や意見を踏まえ、年内には今後の給食について対応方針を示したいとしています。