ほたるいか海上観光めぐり業者が調停申し立て
2017/11/09 12:40 現在
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=16632

 滑川市の「ほたるいか海上観光」を巡り、昨年度運航を委託されていた業者が今年度の運航の契約について「正当な理由がなく結ばれなかった」として、滑川市と市観光協会に対して、再契約などを求める民事調停を富山簡易裁判所に申し立てました。

民事調停を申し立てたのは滑川市内に本社がある船の運航会社、シーブライトネスです。

申し立てによりますと、シーブライトネスは2015年に市の依頼を受けほたるいか海上観光を実施するため設立され、その際、市側と「複数年の契約」を前提に合意したものと捉えていました。

しかし、今年4月に市から今年度の契約を結ばないとする文書が届いたということです。

シーブライトネスは「突然契約を切られたのは納得ができない」として、市と市観光協会に対し、再契約や謝罪、損害賠償を求めたいとしています。

一方、滑川市の石川副市長は「契約内容に法律上の欠陥はない。今後、申立書の内容を精査して対応を検討する」としています。

ほたるいか海上観光を巡ってはことし、滑川市が「関係者の間で意見の食い違いがあった」としてシーブライトネスとの契約を更新せず、氷見市内の業者の船で民間の実行委員会が主体となって運航していました。