黒部峡谷で冬の間、ダムやトロッコを管理をする人たちのため、越冬物資の荷揚げがピークを迎えています。

黒部峡谷鉄道宇奈月駅では27日朝、作業員がコメ1.2トンやダイコン、ハクサイなどの野菜0.7トンなど、あわせて4.6トンの物資を車両に積み込みました。

黒部峡谷には関西電力の職員や工事関係者などのために寮と合宿所が9つあり、これらの物資は宇奈月駅の上流およそ27キロの人見平にある合宿所などに運ばれます。

合宿所などでは来年4月末まで延べ1万2000人が寝泊りしてダムの管理や電力設備の保守などにあたります。

今シーズン荷揚げする物資はあわせて20トン余り。作業は来月8日まで続きます。

その後、トロッコが運行されない冬の間は「逓送さん」と呼ばれる人が線路沿いの「冬期歩道」を毎日およそ10キロ歩いて新聞や生鮮食品を届けます。

配信2017/11/27 10:28
KNBニュース
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