http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171201/k10011242611000.html

超高精細な映像が特徴の8Kの本放送の開始まで1年となった1日、
シャープは他社に先駆けて8Kに対応した家庭用の液晶テレビの販売を始めました。

8Kは、画素数が今のハイビジョンの16倍、4Kの4倍と、超高精細な映像が特徴で、
大阪・梅田の家電量販店では、70インチの8K液晶テレビが税込みで108万円の
価格で販売されています。

今のハイビジョン放送や4Kの映像を、8Kの解像度に上げて見ることが可能で、
来年12月1日からNHKのBSで始まる本放送を見るには、今後発売されるチューナーも
別途必要です。シャープによりますと、予約販売では200台の目標に対して、
30日までにおよそ150台の予約があったということです。

売り場を訪れた82歳の男性は「価格は安くはないが、4Kに比べてドットがきめ細かくて
映像がきれいですね」と話していました。
一方、店頭には、国内のほかの家電メーカーの4Kの有機ELテレビも並び、65インチでは
主に70万円台半ばから80万円台半ばの価格で販売されています。

ヨドバシカメラマルチメディア梅田のテレビ担当の礒谷幸昌さんは
「来年12月から放送開始で注目度が高い。65インチの有機ELテレビに比べて価格は高いが、
売り場で立ち止まって見る人が多くなっていて、今後の売り上げを期待したい」と話していました。