http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171202/k10011244071000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004

12月2日 8時18分

アメリカのトランプ大統領はティラーソン国務長官の更迭が検討されているとする報道について、「フェイクニュースだ」と否定し、長官と意見の違いもあるものの協力していくと強調しました。

アメリカの複数の主要メディアは先月30日、トランプ大統領がティラーソン国務長官の更迭を検討していると伝えました。これについてトランプ大統領は1日、ツイッターに「メディアは私がティラーソン長官を解任するとか、彼がすぐに辞任すると推測しているが、フェイクニュースだ。彼は辞めない」と投稿し、報道を否定しました。

そのうえで「われわれは特定の問題では意見が合わないが、最後は私が命令する。われわれはともに働き、アメリカは再び尊敬される」と書き込み、ティラーソン長官と意見の違いもあるものの協力していくと強調しました。

また、ティラーソン長官も1日、記者団に対し、報道について「ばかげている」と述べ、一蹴しました。

ただ、ティラーソン長官はトランプ大統領との間で、北朝鮮の核・ミサイル問題への対応や中東政策などをめぐって意見の違いが指摘され、長官が大統領の言動に不満を募らせて「ばかだ」と批判し、辞意をほのめかしたとも伝えられていて、その去就に引き続き関心が集まりそうです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171202/K10011244071_1712020829_1712020830_01_02.jpg