融資を回収できなくなる事態に備え、金融機関があらかじめ費用として計上する「貸倒引当金」が歴史的な低水準で推移している。

日銀によると、2017年9月末の都市銀行5行の引当金は前年同月比13.4%減の計9016億円と、1985年2月以来約32年半ぶりに1兆円を下回った。景気回復で倒産が減っているため。

引当金の負担減少は、マイナス金利政策の影響などで低調な銀行の業績の下支え要因になっている。

配信(2017/12/02-15:30)
時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017120201353&;g=eco