Q)昔の軍隊や政府には「和平派」と「戦争派」がいたの?

A)そんな単純な問題ではありません。アメリカは1940年に海軍増強法を
 満場一致で可決しています。既に戦争やる気まんまんでした。
 それに対してどうするかが問題です。時間が経てば経つほど、日本側が不利になり
 外交的要求も強くなることが予想されます。1941年なら未だ勝利の見通しがある。
 そこをどう考えるかが問題です。
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★1940海軍増強法(Vinson-Walsh Act)★

■Two-Ocean Navy Actとも言われる。太平洋と大西洋で活動できるようにする法律。
 1940年独逸が仏蘭西を征服した後に、米下院316-0で成立。1940/07/19施行。

■艦隊を257隻1,325,000屯増強して1.7倍にする。期間は5〜6年。予算は85億ドル。

■特に空母航空戦力について焦点を当てている。「空母と駆逐艦巡洋艦そして潜水艦などを
 一群としたものが、今後の海軍の槍の穂先になる」。

■増強の内訳は以下の通り:
 ・空母_ 018隻
 ・戦艦_ 007隻(アイオワ級、モンタナ級)
 ・巡洋艦 033隻
 ・駆逐艦 115隻
 ・潜水艦 043隻
 ・航空機 15,000機

https://en.wikipedia.org/wiki/Two-Ocean_Navy_Act