神社乳児遺棄事件から1年 有力手掛かりつかめず
2017年12月16日08:21
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20171216/201712160821_31148.shtml

 昨年12月、岐阜市本荘の熊野神社で生後間もない乳児の遺体が白色のリュックサックに入った状態で見つかってから、15日で1年を迎えた。岐阜中署特別捜査本部は殺人・死体遺棄事件として捜査を続けるが、有力な手掛かりはつかめていない。事件解決に向け、同日、JR岐阜駅北口で捜査員が情報提供を呼び掛けた。
 事件は昨年12月15日に発覚。長良川左岸堤防沿いの神社の木の根元で、へその緒が付いた乳児の遺体が入ったリュックが見つかった。乳児は女の子で外傷はなかったが、鼻や口をふさがれて窒息死した可能性が高く、死後1〜2日ほど経過していたとみられる。
 特捜本部によると、有力な目撃情報はなく、付近の防犯カメラ映像からも事件解決につながる情報は得られていない。
 捜査員約10人がリュックや、中に入っていた化粧道具、消しゴムの写真が載ったチラシ約500枚を通行人に配った。捜査1課の伊佐地泰雄課長補佐は「どんな情報でもいいので連絡してほしい」と話した。情報提供は特捜本部、電話ソース元で。