■「食材と料理への想いもある」

明美さんが心情を吐露する。

「当たり前だけどがっくりしました。自分で作ったもので食材と料理への想いもあるから
捨てられへんし。お客さんに来てもらって『おいしかったよ』『ほっこりしたわ』
『いろいろ考えてやってくれはって、ここに来て良かったわ』って言ってもらえるのが、
うれしくて頑張っているのに」

スタッフに申し訳ない、という気持ちも募る。

息子の有幹さんは言う。

「母はもともと料理が好きで、人に食べてもらいたくて店を始めました。良くも悪くも、対策など
抜本的な解決を自分でやれるタイプじゃないです。個人店舗だとそういうお店も多いと思います」

そのため、飲食店を紹介するポータルサイトなどの助けがほしい、と考える。

「客側を断罪したり、憤ったり悲しんだりするだけでは、解決にはならないと思います。
だからこそ、ポータルサイトなどが、団体の貸切ならクレジットカードで前払いするなど
無断キャンセルが発生しないような仕組みを作って、解決してくれればと願います」

■悲しみは消えない。

涙するのはこの店だけではない。全国の飲食店で被害が相次いでいる。

食材費や人件費のロス、売り上げの減少が打撃を与え、頭を抱えざるを得ない。

インターネットで簡単に予約できるようになり、客側の罪悪感が薄れているのが
無断キャンセルを生む背景にある、との指摘もある。

今回の無断キャンセルが生んだ悲しみは消えない。明美さんは「人数が多いから問題で、
少ないから別に大丈夫という話ではない」と強調した上で、こう訴える。

「作ってくれてる人の気持ちとか考えへんのかな、と思います。こっちは食べてくれはる人の
気持ちを考えて、頑張ってやってるから」


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1が建った時刻:2017/12/17(日) 15:18:19.77