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石川県奥能登地方で栽培される高級しいたけ「のとてまり」の初競りが行われ、1箱6個入り17万円とこれまでの最高値を更新しました。
「のとてまり」は、奥能登地方で栽培される原木しいたけ「のと115」のうち傘の大きさ8センチ以上、肉厚3センチ以上などの規格を満たしたものを高級品としてブランド化し、6年前から出荷しています。
19日、金沢市中央卸売市場で初競りが行われ、1箱6個入りから8個入りの合計8箱が競りにかけられ、次々と競り落とされていました。

このうち最高級の「プレミアム」とされたものは、1箱6個入り17万円とこれまで最高値だった去年の15万円を2万円更新する最高値で、金沢市のフランス料理店に競り落とされました。
競り落としたフランス料理店のシェフは「形が本当にきれいで驚きました。これから最高級のものを料理できると思うとわくわくします」と話していました。
生産者などでつくる「奥能登原木しいたけ活性化協議会」の垣内吉雄会長は「ことしは気候が厳しかったがなんとか生産できました。
形を生かしてそのまま料理してほしい」と話していました。

「のとてまり」として出荷できるのは栽培しているもののうち2割から3割程度だということです。
出荷は来年3月末まで続き、協議会では1万個の出荷を目指しています。

配信12月19日 12時21分
石川 NEWS WEB
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