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12月20日 5時05分
第158回芥川賞と直木賞の候補作が発表され、直木賞では、人気バンド「SEKAINOOWARI」のメンバーとして活動する藤崎彩織さんが小説家としてのデビュー作で候補に選ばれました。

芥川賞の候補作に選ばれたのは、石井遊佳さんの「百年泥」、木村紅美さんの「雪子さんの足音」、前田司郎さんの「愛が挟み撃ち」、宮内悠介さんの「ディレイ・エフェクト」、若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」の5つの作品です。

木村さんと前田さん、宮内さんは2回目の芥川賞候補で、石井さんと若竹さんは初めて候補に選ばれました。

一方、直木賞の候補作には、彩瀬まるさんの「くちなし」、伊吹有喜さんの「彼方の友へ」、門井慶喜さんの「銀河鉄道の父」、澤田瞳子さんの「火定」、藤崎彩織さんの「ふたご」の5つの作品が選ばれました。

藤崎さんは4人組のバンド、「SEKAINOOWARI」のメンバーとして活動し、小説家としてのデビュー作で直木賞の候補に選ばれました。このほか、門井さんは3回目、伊吹さんと澤田さんは2回目、彩瀬さんは初めての候補となりました。選考会は来月16日に行われます。

藤崎さん「驚きで言葉失う」

初めて発表した小説、「ふたご」が直木賞の候補に選ばれた藤崎彩織さんは「驚きのあまり言葉を失ってしまいました。この気持ちを何と表現したらよいのか分からないのですが、苦しみながら作品に向き合ってきたので、伝統ある賞のノミネートという喜びを、これからゆっくりと噛み締めたいです」とコメントしています。

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