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1月9日 22時42分
急速に発達する低気圧と強い冬型の気圧配置の影響で、北日本を中心に雪を伴って非常に強い風が吹く荒れた天気となっています。これから10日の朝にかけてところによって猛吹雪となるおそれがあり、気象庁は交通への影響などに警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、低気圧が急速に発達しながら北海道付近を北東へ進んでいる影響で、北日本の日本海側を中心に雪を伴って非常に強い風が吹いています。

北海道のえりも岬では午後8時半すぎに35.3メートル、青森市では午後8時ごろに27メートルの最大瞬間風速を観測しました。

これから冬型の気圧配置が強まって上空に強い寒気が流れ込むため、北日本を中心に雪が強まり、特に10日の朝にかけてはところによって猛吹雪となるおそれがあります。

10日にかけての最大風速は、北海道で25メートル、東北と北陸で23メートル、最大瞬間風速は35メートルに達すると予想され、海上の波の高さは北海道で7メートル、東北と北陸で6メートルと大しけになる見込みです。

強い冬型の気圧配置や上空の寒気の影響は今月12日ごろまで続く見込みで、10日以降、北日本から西日本の日本海側を中心に雪が降り続くほか、西日本の太平洋側でもところによって雪が降り、各地で大雪となるおそれがあります。

10日夕方までの24時間に降る雪の量は、いずれも山沿いの多いところで、北海道と東北、新潟県で50センチ、北陸で45センチ、東海で40センチ、関東甲信と近畿、中国地方で30センチ、九州北部で15センチ、四国で10センチと予想され、その後も雪が続く見込みです。

気象庁は猛吹雪や吹きだまり大雪による交通への影響や、暴風、高波に警戒するとともに、雪崩にも十分注意するよう呼びかけています。