具体的予見可能性
広報車呼びかけで、津波到来自体の具体的予見可能性あり

浸水域外への津波到来となるからハザード想定超えを認識できた

巨大津波の到来を認識できた

大津波警報6mから10m以上に変更

回避可能性
避難先として検討された場所は三角地帯と裏山
三角地帯は標高7m程度

三角地帯の検討
巨大津波が到来するといっても、三角地帯到来時の津波規模は正確にはわからない
ハザード想定を超えた事態であるからハザードマップをあてにすることはできない
海岸到達時10mであったとして、三角地帯到達時にはある程度の減衰があるとしても、何m規模かまではわからない
これを推計するにはハザードマップ作成時のように、条件を設定し直してのシミュレーションをしなければならない
当時の状況下でそれをすることは不可能
また、既存のハザードマップから、感覚的に減衰値を推測することは、
地理的条件や津波の含水量が変わることになるので不適切
とすると、避難先選定に際しては、減衰しないとする事が妥当
また、三角地帯へは河川遡上によって津波が到来すると考えられ(ハザード想定で河川遡上は想定済み)、
津波を遮るものは特にないので、海岸部到達時の規模を保ったまま三角地帯まで津波が到来すると考えて避難先を選定することは妥当
大津波警報数値10m以上→最低限10m規模の津波が三角地帯へ到達すると考慮する事が合理的となる
警報数値以上の高さを確保する避難先を選定せよとする七七判決の考え方とも合致

標高7mの三角地帯は避難先としては不適切

さらに、避難にかかる時間からも山避難が有利
残された時間は正確にはわからないが数分単位であることはわかっていた
とすると時間という観点からも山避難を選択すべきであった

山避難すべきであった