さいたま市食品・医薬品安全課は16日、同市浦和区常盤の居酒屋「TORISEI(とりせい)」で食中毒が発生したとして、食品衛生法に基づいて、市保健所が同店を16日から18日までの3日間、営業停止処分にしたと発表した。

 同課によると、今月11日、同店の利用客から、「5日に当該飲食店を利用したところ、腹痛、下痢などの体調不良になった」と通報があった。市保健所が調査したところ、同じ会社のグループで同店を利用した30代から60代の男女11人が6日から10日にかけ、下痢、腹痛、発熱などの症状を発症。発症者6人の便から、食中毒の原因となる細菌のカンピロバクターが検出された。また、12月30日に同店を利用した10代から80代の家族7人も同様の体調不良になっていたことが分かった。

 グループの共通した食事が同店に限られ、いずれも鳥ハムなどを食べていたことから、同店での食中毒と判断した。発症者は全員快方に向かっているという。

2018年1月16日
埼玉新聞
http://www.saitama-np.co.jp/news/2018/01/17/02_.html