同居する母親=当時(90)=に暴行を加えて死亡させたとして、警視庁麹町署は7日、傷害致死容疑で、東京都文京区非常勤職員の山本啓介容疑者(59)=同区小石川=を逮捕した。

 逮捕容疑は平成27年6月下旬ごろ〜7月下旬ごろ、当時住んでいた千代田区飯田橋の集合住宅で、母親の敦子さんに多数回にわたって胸や腹を蹴るなどの暴行を加え、多発肋骨(ろっこつ)骨折などで死亡させたとしている。

 同署によると、山本容疑者は「腰や脇腹を2、3回蹴っただけ」と容疑を一部否認。山本容疑者が食事を作っていたが、6月下旬ごろから敦子さんがあまり食べなくなり、「腹が立って蹴った」と話している。

 7月30日午前7時ごろ、山本容疑者が「母親があおむけで倒れている」と119番通報。敦子さんが骨折などのけがをしていため、同署が捜査していた。

2018.2.7 16:17
産経ニュース
http://www.sankei.com/affairs/news/180207/afr1802070041-n1.html